郵政公社への電話

郵政公社ライブドアを相手に損害賠償訴訟を行うことを公表した。

郵政公社ホームページにリリースが掲載されていたので読んでみた。リリースの内容は、ライブドア事件についての事実をきちんと把握した上で訴訟に踏み切ったかどうか疑問の多い内容であった。

そこで郵政公社広報部に電話し、「ライブドアが粉飾をしたかどうかまだ決まっていないのに、①何故訴訟を起こしたのか?②西武鉄道カネボウに対しても損害賠償請求をしたのか?③日興コーデ・グループにも損害賠償を請求するのか?」の3点について聞いた。電話の相手先は広報部で、やりとりは次のようなものでした。

私:「郵政公社のHPにライブドアに対する損害賠償請求を提起とのリリースがでているが、ライブドアが粉飾をしていたという事実を確認された上での訴訟なのでしょうか?」
広報部員:「私どもは広報部で、マスコミの方が担当です。一般のお客様の対応につきましては窓口が別にございますのでそちらに電話を回します」

私:「ちょっと待って欲しい。HPにでているリリースの問合せ先は広報部になっているから、責任は広報部にあるのではないか?お客様窓口が責任を持った対応をしてくれるのか?友人に新聞記者に聞いてみるが、マスコミと一般のお客と違う答えを出すほうがおかしいのではないか?」
広報部員:「ライブドアに対する損害賠償訴訟は、上場廃止されて株式が売却できなくなったため、損を承知で売却した。上場廃止されたことは事実ですから、原因を作ったライブドアに損害賠償を提起したものです」

私:「西武鉄道カネボウにも損害賠償して、損害回復したのですか?日興コーデにも損害賠償求めますか?」
広報部員:「やはり、お客様相談センターに言ってもらえますか?私どもはマスコミの方が担当ですので、これ以上答えられません」

私:「それじゃ逃げてるだけではないですか。無責任なことをリリースで出さないで下さい」
広報部員:「・・・」

私:「何も答えられないのなら広報部員はやめるべきです!ガチャン!」

郵政公社の電話番号は:
広報部門広報部(報道担当)
電 話:(代 表)03(3504)4411
    (直 通)03(3504)4162
    (FAX)03(3504)0265  です。

「株式会社ライブドア有価証券報告書等虚偽記載に伴う損害賠償請求訴訟の提起について」リリース
http://www.japanpost.jp/pressrelease/japanese/kawase/070213j301.html

このリリースは、「ライブドアは、有価証券報告書等の虚偽記載により投資家の投資判断に重大な影響を与える事実を認識させることなく取得させたことから」の記述があり、3月16日の判決次第で、郵政公社に対し訂正のリリースを出してもらうようにしよう。